こんにちは、ツヅリと言います。大学時代に英語学を専攻し、TOEICのスコアは890点の社会人です。
そんな僕が、社会人向けに単純かつスピーディに得点を上げられるTOEIC勉強法をご紹介します。
きっとこの記事を読んでいる皆さんは仕事でお忙しいと思うので、必要なことだけコンパクトにまとめています。
それではさっそくどうぞ!
社会人向けTOEIC勉強法:必要な参考書
時間の無い社会人が最速でTOEICの点数を上げるには、やることを極限までしぼる必要があります。
ということで、必要な参考書は以下2点(人によっては3点)です。
TOEICの点数が500点以下の場合
もしすでにTOEICを受けていて、500点以下の方は、文法をしっかり理解できていない可能性があるため、先に簡単な文法書をやるのがおすすめです。一見遠回りのようですが、この方が最終的には早く得点を上げられます。
上記に当てはまる場合には、以下の「西きょうじの基本はここだ!」をやってください。基本的な英文の構造が取れるようになる本で、安くて薄いのでかなりコスパが良いです。
TOEICの文章を見たときに、どれが主語、述語、目的語、補語、修飾語にあたるかどうか分かるようになるまでやってみてください。最初は難しく感じるかもしれませんが、ここさえ分かるようになればあとは単純作業だけで点数を上げていけます。
TOEICの点数が500点以上の場合
あとは全員必要な参考書は同じです。以下の2点をそろえましょう。
◎TOEIC L&R 出る単特急 金のフレーズ
TOEIC頻出の単語や熟語を集めた単語帳。TOEIC対策において最強の一冊。目標点数別に単語が分かれているので、必要な単語だけサクッと覚えられる優秀な単語帳です。
◎TOEIC公式問題集(最新版)
TOEICの試験問題を作成しているETSという団体が作っている問題集。作っている人が同じなので本試験に激似。よって最速で点数を上げるのであればこれ一択。
ちなみに、TOEICの問題の傾向は少しづつ変化していってますが、公式問題集の最新版は常にその傾向と似た問題がのっています。なので、試験問題に慣れるためにもできるだけ最新版の購入をおすすめします。
なお、目指す点数によっては複数冊やった方がいいので、新しいものから順番に勉強していくのが良いですよ。目標点数とやった方がいい問題集の冊数の対応表は以下の通りです。
600点→2冊
700点→3冊
800点→4冊
900点→5冊
※この目安は僕の実体験をベースにしています。
必要なものはこれだけです。次に、これらの具体的な使い方について解説します。
社会人向けTOEIC勉強法:参考書の使い方
以下は具体的な参考書の使い方について解説します。まずは金のフレーズから。
金のフレーズの使い方
金のフレーズは、シンプルに自分の目標点数までのセクションをひたすら繰り返す、でOKです。
目標点数別にセクションが分かれています。なので、それよりも高いレベルのところはやらなくても大丈夫です。例えば730点を取ることが目標なら、730点のセクションまでをやればOK。
また、一通りやってみて、そのセクションの単語が知っているものばっかりだったら、それ以上はやらなくてもOKです。余計なことに時間をかけすに、テンポよくいきましょう。
目標は1~2週間で3周することです。難しいことは考えずにテンポよく繰り返しましょう。イメージは学生の時の暗記カードをやる感じです。単語の暗記はとにかく繰り返すことなので、一回で覚えようとせず機械的に繰り返すのがいいですよ。
公式問題集の使い方について
公式問題集のやり方で重要なのは
上記の2点です。この2つの使い方をしてほしい理由を一個ずつ解説します。
公式問題集の使い方:本番同様に時間を測って解く
本番同様に時間を測って解くことがなぜ重要なのかというと、TOEICという試験は時間との勝負だからです。リーディングの試験時間は75分間ありますが、ほとんどの人が時間内に解き終わりません。
その中で重要なのが、限られた時間の中で自分が解ける問題を見極めて確実に得点することです。本番中は焦りもあるので、事前に慣れておかないと効率的に得点することは難しいです。
一方で、安心してほしいのですが解ける問題を確実に解いていけば、800点くらいまでなら達成できます。現に僕も時間内にすべて解き終われないのですが、900点手前くらいのスコアは取れました。
なので、事前に自分の得意なパートやジャンルを把握しておいて、本番のときに焦らずに解答できるように公式問題集で予習しておきましょう。これが目標点数までの近道になります。
公式問題集の使い方:解答の根拠を特定する習慣をつける
これも非常に重要なポイントです。いくら公式問題集を繰り返しても、解答根拠を把握せずに感覚で解いていると、得点は伸びていきません。
TOEICの問題にはならではのクセがあって、パートごとに出やすいジャンルの文章と、解答のパターンがある程度決まっています。
つまり、解答の根拠となる箇所もある程度パターンによって学習できるのです。(例えば、Part7で出やすい求人広告の問題では、応募条件の箇所はほぼほぼ解答根拠になるなど。)
このように解答根拠をきっちり確認する習慣をつけることによって
というメリットが得られます。
時間を測って解き、復習の際はきっちり解答根拠を確認するくせをつける。この使い方を守れば点数はどんどん上がっていくはずです。
社会人向けTOEIC勉強法:まとめ
繰り返しになりますが、社会人向けのTOEIC勉強法は非常にシンプルです。
以下がまとめです。
以上が、社会人向けのTOEIC勉強法でした。さっそく実践してみてください!それでは、よい英語ライフを!