「話す」動詞!talk, speak, say, tellの違いを徹底解説!

英語解説
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どうもツヅリです。

この記事では、日本語に訳すと同じ「話す」を意味する4つの動詞
talk, speak, say, tellの違いについて解説します。

まず、これらの4つの動詞は2つのグループに分けられます。

上2つのspeakとtalkは「話すこと自体」に焦点があり、
下2つのsayとtellは「話す内容」に焦点があります。

それを理解したうえで、各動詞の簡単なイメージをつかみましょう。

【「話すこと自体(話すという行為)」を伝える動詞】
speak…音声を出す、一方向、フォーマル

talk…コミュニケーション、双方向、カジュアル

 

【「話す内容」を伝える動詞】
tell…メッセージ(内容)を伝える、まとまった(整理された)内容を伝える、
フォーマル
say…何を言ったのかを伝える、言ったことをそのまま表現する、
カジュアル

それぞれの動詞のイメージ、用法の違いを理解できれば、使い分けも難しくありません。それでは、一個ずつ見ていきましょう!

 

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動詞”speak”の意味

動詞speakのイメージは「音声を出す」ことです。

また、「話す(音声を出す)こと」に焦点がおかれた動詞なので、一方通行のイメージがあることも大切です。speaker(スピーカー)をイメージしてみてください。一方的に音を出すのがスピーカーですね。

He can speak English fluently.
「彼は流暢に英語を話せる」

「英語を話せる」ことに焦点が当たっています。

I spoke to her.
「私は彼女に話しかけた」

これも話しかけただけなので、一方的に話しかけたことが強調されています。

動詞”talk”の意味

いっぽう、動詞talkの意味は「話し合うこと・コミュニケーションすること」です。

さっきのspeakとは違って双方向性があります。LINEの「トーク」画面ではお互いに発言して、やりとりをしますよね。そんなイメージです。また、speakに比べてカジュアルなニュアンスを持つ単語です。日常生活の中で気軽に使われる動詞です。

I don’t wanna talk about that now.
「今はそれについて話し合いたくない」

talkなので複数人で何かを「話し合う」ニュアンスを持っています。

We were just talking about his girlfriend.
「私たちはちょうど彼のガールフレンドについて話していた」

この文章においてもtalkの持つ双方向性が出ていますね。また、双方向性を持つことから主語weとも相性がいいことが分かります。

動詞”tell”の意味

動詞”tell”は「発言の内容」を伝えます。sayとは違い、ちゃんとまとまった、整理された内容を伝える動詞です。

Can you tell me how to get a library?
「図書館への行き方を教えてもらえませんか?」
「図書館への行き方」という情報は、「次の信号を右に曲がって200m…」というように整理された情報ですよね。
She told me about her trip.
「彼女は旅行について私に話した」
彼女は、どこに行ったとか、何を食べたとか、そういった内容をまとめて話してくれたわけです。

動詞”say”の意味

“say”は「何を言ったのか」を伝える単語です。「」(カッコ)やフキダシをイメージすると分かりやすいですね。

She said goodbye to her friends.
「彼女は友達に”じゃあね”と言った」

sayの目的語である”goodbye”はいわば彼女の「セリフ」ですね。なので、カッコにいれるとしっくりきます。

The article says that he was arrested yesterday.
「その新聞によると、彼は昨日逮捕された」
動詞sayは無生物主語の場合でも使うことができます。新聞が「彼は昨日逮捕されたよ」と言っている、これが直訳ですが、日本語として違和感がありますね。なので、「その新聞によると」と変えてあげると日本語としてもしっくりきます。

「話す」を意味する動詞!talk, speak, say, tellの違い:まとめ

talk, speak, say, tellの4つを使い分けるには、まず「話すという行為」を表現するのか、「話す内容」を表現するのかに分けて考えましょう。

①「話すという行為」を表現するならspeak,talk
②「話す内容」を表現するならsay,tellです。

①一方向の発話、フォーマルなことをあらわすならspeak、
双方向性やカジュアルなニュアンスならtalkです。

②発言の内容を表現する、フォーマルな内容ならtell、
「フキダシ」的に使いたい場合、カジュアルな表現の場合にはsayです。

 

今回の解説は以上です。
それでは、よい英語ライフを!

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