どうもツヅリです。
最近コロナで家にこもりっきりでとりとめもない考えを巡らせる時間が増えたので、英語に関してずっと問題にされ続けている「なぜ日本人は英語が話せないのか」について改めて考えてみました。
英語を話せない理由は「英会話の練習量が少ない」から
先に結論を言ってしまうと、一番の理由は「英会話の練習量が少ないから」につきると思っています。英語を母語として使っている人々や、母語ではないにせよ英語を話せないと日常生活に大きな支障が出たり、良い条件の職にありつけない国(フィリピン、インドなど)では英語を話せる人が多いのです。
もし僕たちも英語を話せないと損をする状況にあれば、損をしないために頑張って会話できるように勉強しますよね。なにせ人間は損をするのが嫌いな生き物ですから。
しかし、日本では英語を話せなくてもいい大学に入学して、大企業に入ることはできるし、起業をして自分でビジネスをやる際にも日本語でビジネスを行っている限り特にハンデにはなりません。そのため、英会話を死ぬ気でやることへのモチベーションが低いんですよね。
低いモチベーションの原因、学校英語教育
日本においては、確かに英語の勉強を比較的早い段階、(大半は中学一年生)から始めます。大学への進学率も高いので、多くの人が10年くらいは英語を勉強し続けます。それなりに長い時間をかけているのに、話せるようにはなりません。
ですが、その勉強のモチベーションはあくまで目の前の課題をクリアするため、つまり定期テストや受験で良い点を取るためのもので、それらの課題を最短でクリアするための勉強に終始しがちです。
試験問題はちゃんと授業を聴いていたかどうか、教科書の内容をきちんと理解しているかどうかが問われるので、文法や単語をたくさん覚えて、クイズにたくさん解答できた人が良い成績を取る、という構造になってしまいます。
上記のような形式が良いとか悪いとかはこの記事ではいったんおいておきますが、「英語を話せるようになる」という観点では疑問符が付きます。少なくとも「英語を話せるようになる」という目的に対して最短距離を取れる方法でないことは確かです。
なぜかと言うと、学校英語において重視される「読む」「聴く」ことと「話す」ことは全く別種の競技だからです。
特定の言語の知識を知っていることと、それを正しく運用し、相手と適切にコミュニケーションを取ることの間にはとても大きな溝があります。必要とされる能力が全然違うのです。
日本語に置き換えて考えてみると分かります。今の日本社会だと義務教育があるため、日本語の単語や文法を知識として理解していない日本人はそう多くないはずです。でも、実際に会話ということになると、言いたいことが上手く相手に伝わらない、上手く会話が成立しない、ということは十分起こり得ることです。
会話を成立させるためには、相手の発言の文字通りの意味だけではなく、現在の互いの置かれる状況や、発言の意図、表情や話し方など単語や文法の知識以外に色々な要素が絡んできます。
日本語を母語とする日本人同士の会話でも、単語や文法を知っていればすぐ会話が成り立つかというと、そうではないのです。会話を成立させるには、「会話」に必要な知識やその運用方法が、学校英語で覚えたような単語や文法の知識以外に存在するのです。
そのため、会話のための勉強というのが別途必要だということになります。その会話のための勉強を学校英語でやってきていないのだから、英語が話せないのはある意味当然のことです。
実際に英語を話せるようになるための方法
では、実際に英語が話せるようになるにはどうしたらよいのでしょうか?
それは、会話に必要な表現や文法を最低限覚えたら、あとはひたすら実際に英語で会話してみることに尽きます。
会話を成立させるためには、相手の意図を適切にくみ取って適切な返答をする必要がありますが、これはやはり実際の会話の中でなければ熟練していくことはできません。素振りをしていればホームランが打てるようになるわけではないのと同じことです。バットの振り方を理解したうえで、たくさん打席に立って上手く打ち返す方法を学んでいくのです。
このような、最低限の表現や文法を学んで、あとは実際の会話を通して学んでいく、という方法論はこの「難しいことは分かりませんが、英語が話せる方法を教えてください!」に詳しいです。キンドルアンリミテッド会員の方であれば無料で読むことができるので、ぜひ読んでみて欲しいと思います。
この本の中で、英会話を上達させるためには、スピーキングテストを受けてレベルを把握したうえで、オンライン英会話をやるのがいいと紹介されています。僕が個人的に一番良いオンライン英会話サービスだと思うネイティブキャンプでは、今ならスピーキングテストも無料で受けられるので試してみてください。以下のバナーから7日間の無料体験レッスンが受けられます。
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まとめ
「なぜ日本人は英語が話せないのか」という問題に対して個人的な感想と、その対策について書いてきました。
学校英語で覚えなければいけない知識と、実際の会話で必要になる能力は大きく違っています。なので、会話に必要となる表現や文法を身に付けて、あとはとにかく会話を実践してみる。量をこなしてみる。これが英会話を上達させるうえでの最短ルートだと思います。
とはいえ、数日や数週間で身に付くような簡単なものではないので、コツコツ長期的に取り組むことも必要です。一日数分でいいので毎日続ける習慣をつけることが大切です。
習慣化、についてはこの動画を見ると分かりやすいのでオススメです。
英語を「話す」ための練習を一緒に頑張っていきましょう!